九州・西日本支部だより:サイエンスマンス2011 出展報告
2011年11月12日から13日の両日、福岡市の中心部天神地区にあるアクロス福岡の地
下2階のイベントホールで「サイエンスマンス2011」がおこなわれ、九州・西日本支部で
は「ふしぎ体験!!超伝導の世界」と題して、超伝導体を用いたデモをおこないました。
初日の10時よりオープニングセレモニーがおこなわれ冒頭に小川洋福岡県知事から開会
挨拶がありました。このサイエンスマンスは平成8年よりおこなわれており、毎年11月に
は県内各地において、各種団体、大学、ボランティアなどさまざまなグループにより科学
に関する多数のイベントがおこなわれます。なかでもアクロス福岡でおこなわれるイベン
トは毎年1万人もの来場者があるメインイベントです。テープカットの後、多数の来場者
が会場に入り、小川知事も私どものデモを見学されました。デモは新日鉄製のQMG超電
導バルクと大型永久磁石を用いた人体浮上実験と、住友電気工業製のBi2223コイルを用い
た電磁石方式の磁気浮上実験を主として行い、様々な超伝導現象を体験していただきまし
た。今年は震災の影響を受けて、特設コーナーにはエネルギーに関する説明がおこなわれ、
超伝導でもエネルギーに大変関わりがあることを随時説明していました。またイベントに
は九州エネルギー館館長や福岡市少年文化科学会館の職員などが来られており、科学実験
のデモに関して情報交換をして、今後協力していくことを確認しました。さらに広がりが
あることを期待しています。
(九州工業大学 小田部荘司)
磁気浮上を体験する(右)および超電導と力比べ(左)