九州・西日本支部だより:サイエンスマンス2012 出展報告
2012年11月10日と11日の両日、福岡市の中心部天神地区にあるアクロス福岡の地下
2階のイベントホールで「サイエンスマンス2012」がおこなわれ、九州・西日本支部では
「ふしぎ体験!!超伝導の世界」と題して、超伝導体を用いたデモをおこないました。
初日の10時よりオープニングセレモニーがおこなわれました。デモは新日鉄製のQMG
超電導バルクと大型永久磁石を用いた人体浮上実験と、住友電気工業製のBi2223コイル
を用いた電磁石方式の磁気浮上実験を主として行い、様々な超伝導現象を体験して
いただきました。いつも超伝導体によるデモは人気なので入り口付近にブースを設けて
いただいております。主催者発表で初日に1508名、二日目に1877名の合計3385名の
入場が地下2Fのイベントホールだけであったそうです。今年はテレビで人気の「ほこ×たて」
に出演している福岡県内の企業の展示があり興味深かったです。ドリルとの対決で4勝1分け
をほこる日本タングステン、どんな速い動きも撮影するカメラを開発している共和技研、世界
最先端防犯監視システムを開発しているラムロックが展示をおこなっていました。またイベント
には福岡県青少年科学館の職員などが来られており、科学実験のデモに関して情報交換
をして、今後協力していくことを確認しました。さらに広がりがあることを期待しています。
(九州工業大学 小田部荘司)
写真1 浮上してくるくるまわる女の子
写真2 興味深そうにのぞき込む男の子達