2014年11月1日と2日の両日の午前10時から午後4時まで、春日市の春日駅横のクローバープラザにて「サイエンスマンス2014 メインイベント」がおこなわれ、九州・西日本支部では「ふしぎ体験!!超伝導の世界」と題して、超伝導体を用いたデモをおこないました。昨年までは福岡市の繁華街天神にあるアクロス福岡で行われていたのですが、今年から春日市に移動して集客が心配されました。しかし子どもをつれた家族がかなり来場していただき、去年よりも多い約5,000人の入場があったそうです。昨年よりも多かったことから来年も同じ場所で行われる可能性が高くなりました。 初日の10時より服部誠太郎副知事を呼んでオープニングセレモニーがおこなわれました。セレモニーではサイエンスマンスのデザインを作ってくれたデザイナーに記念品が渡されたり、テープカットが行われました。 デモは例年通りで、新日鉄製のQMG超電導バルクと大型永久磁石を用いた人体浮上実験と、住友電気工業製のBi2223コイルを用いた電磁石方式の磁気浮上実験を主として行い、様々な超伝導現象を体験していただきました。いつも超伝導体によるデモは人気で、今年は時折、列ができるほどの注目を集めていました。来場者はさかんに写真を撮ってくださり、SNSで紹介するとおっしゃってくださいました。 人体浮上実験のキットは宅配便で各地に送り込み、液体窒素を用意していただければデモができるようになってきました。イベントなどで使いたい方はご連絡いただければマニュアルと共にお渡しすることができます。また人体浮上実験のキットの製作についてもまとめています。予算のある方は実際に作ってみるのも楽しいと思います。 (九州工業大学 小田部荘司) |