第3回 材料研究会、九州・西日本支部 合同研究会のご案内
金属系の低温超伝導体を使った応用研究は、長年地道に行われ多くの成果を上げてきたものの、酸化物系の高温超伝導体が出現して以来、それに凌駕されて目立たない存在になっておりました。ところが、最近金属系のMgB2が発見され、再び低温超伝導体に関心が注がれています。そこで、本研究会では、「MgB2はNbTiを超えられるか?」というテーマを掲げました。この問いかけに関連して、まず材料の開発の現状や最近の話題について講師の方々にご講演していただいたのち、どのような 将来性があるのか、また克服すべき課題は何か、などについて、様々な角度から議論できればと思います。多くの皆様のご参加を期待しております。
テーマ: MgB2はNbTiを超えられるか?
日 時: 2002年10月29日(火) 14:00〜17:40
場 所: 長崎大学 教育学部 教育工学実験教室 〒852-8521 長崎市文教町1-14 http://www.nagasaki-u.ac.jp/
交 通: ≪JR≫ 「浦上」駅下車。市内電車「赤迫」行きに乗車し、「長崎大学前」電停下車。
≪飛行機≫ 長崎空港より長崎市内行きバスに乗車し、市内入り口の「昭和町」下車。バスの進行方向に徒歩約10分。
参加費(資料代): 2,000円 (どなたでも自由に参加できます)
プログラム:
14:00〜14:10 開会の挨拶 材料研究会 委員長 永田明彦
14:10〜14:50 線材の現状 −微細組織と臨界電流特性− 物・材機構 熊倉浩明
14:50〜15:30 線材の臨界電流向上における話題 東海大 太刀川恭治 山田 豊
( 休 憩 )
15:40〜16:20 コイル開発の現状 日立 日立研 岡田道哉
16:20〜17:00 エレクトロニクス応用に向けて −薄膜、接合技術− 通信総合研究所 王 鎮
17:00〜17:40 将来性と課題(総合討論) 九工大 松下照男
問合せ先:
九州大学大学院 システム情報科学研究院 附属超伝導科学研究センター 岩熊成卓 iwakuma@sc.kyushu-u.ac.jp
〒812-8581福岡市東区箱崎6-10-1 TEL: 092-642-4017 FAX: 092-632-2438